【後編】働く人すべてに知っててほしいカナダBC州の労働基準|ワーホリ|バンクーバー|

労働基準 ワーキングホリデー

【Photo by Mikhail Pavstyuk on Unsplash

今回は前回からの続きで、バンクーバーがあるBC州の労働基準についてまとめています。

前編の方では、私がバンクーバーでアパレル店員として働いていた時にあった労働基準に関する実体験を書いていますので、よかったらそちらもご覧ください。

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BC州:労働時間と時間外労働について

BC州 旗

日本よりも厳しい労働基準があるカナダ。

働く方みんなに覚えておいてもらいたいBC州の労働基準法を書いていきます。

参考サイトはコチラ▼

今回は、特にワーホリの方に覚えてもらいたい労働基準をメインにまとめていきます。

Standard work hours(標準的な労働時間)

Standard work hours are eight hours in a day and 40 hours in a week. A week is from Sunday to Saturday.

標準的な労働時間は、1日8時間1週間で40時間です。1週間とは、日曜日から土曜日までのことです。

Overtime work hours(時間外労働時間)

Employees can be required to work overtime. Employees who work more than eight hours in a day or 40 hours in a week must be paid time-and-a-half or double-time for overtime hours worked.

従業員には残業を義務付けることができます。1日に8時間以上、または1週間に40時間以上働く従業員は、時間外労働時間に対して1.5倍または2倍を支払わなければなりません。

Daily overtime(1日の残業時間)

Employees are paid time-and-a-half for any time worked over eight hours in a day, up to 12 hours – even if the employee does not work more than 40 hours in a week.

Employees are paid double time for any time worked over 12 hours during a day.

従業員は、1日に8時間以上12時間未満までの時間であれば、1週間に40時間を超えて働かない場合でも、1日のうち8時間以上働いた場合時給の1.5倍が支払われ、12時間以上勤務した場合は時給の2倍で支払われます。

図で見るとこんな感じ↓

時給について

Minimum daily work hours(1日の最低労働時間)

Employees must be scheduled for at least two hours of work. They must also be paid if they report to work as scheduled and there is no work for them to do.

従業員は、少なくとも2時間以上の勤務を予定していなければならない。また、予定通りに出勤し、雇用主はやるべき仕事がない場合も給料を支払わなければなりません。

例)2時間だけのシフトで、やる事がなく1時間で帰宅した場合、会社は2時間分の給料を払う義務がある。

Scheduling hours free from work(労働から解放される時間)

An employee must have at least 32hours in a row free from work each week. If an employee works during this period, they must be paid extra pay.

Time-and-a-half can be paid for the day with the least number of hours.

An employee must also have at least eight hours off between shifts.

従業員は1週間の中で最低でも32時間連続で仕事から解放される時間を確保する事が義務がづけられています。もし従業員がその32時間あけずに働いた場合、雇用主は割増賃金を払う義務がある。

割増賃金は1週間で最も少ない日の時間数の時給に1.5倍支給されます。

労働から解放されるべく時間帯に働いた場合、働いた時間に対し通常の 1.5 倍の割増賃金を支払うものとする。

イメージ▼

Scheduling hours free from work

また、従業員はシフトの間に最低8時間の休日を取らなければなりません。

Scheduling meal(休憩)

A 30-minute unpaid meal break must be provided when an employee works more than five hours in a row.

30分間の食事休憩をとらずに、5時間以上労働することを禁じられています。

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まとめ

今回、ワーホリの方に向けてこのような体験談や労働基準に対して書いたのは、ひどい雇用主に当たった場合実際にあり得る事だからです。

ワーホリの期間は1年間のせいか、雇用主の中にはワーホリの子たちを使い捨てのように雑に扱ったりする人も中にはいます。

休憩をとらせてもらえない、給料を払ってもらえない等々

これらは、完全に違法です。

上記に書いた労働基準はごく一部(よくありそうな事を抜粋しています)になりますが、

もっと気になる方はコチラを参考にしてみて下さい。(全て英語になります)

また、不当な扱いを受けている方がいたらコチラで詳しくどうするべきか書かれていたので参考にしてみて下さい。

1年間しかないワーキングホリデーなので充実した時間を過ごしてくださいね^^

読んでいただきありがとうございます♪

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